Claude Code Agent Teamsとは?複数セッションが直接連携する仕組みと使い方

Claudecode 研修 編集部

最終更新 2026年9月23日19 分で読了
Claude CodeClaude Code Agent TeamsAgent Teams 使い方Claude Code サブエージェントCLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMSAIエージェント

Sec.01

Claude Code Agent Teamsが複数担当の調査と実装を同時に進める

Subagent とエージェントチームのアーキテクチャを比較する図。Subagents はメインエージェントによって生成され、作業を実行し、結果を報告します。エージェントチームは共有タスクリストを通じて調整され、チームメンバーが互いに直接通信します。
Subagent とエージェントチームのアーキテクチャを比較する図。Subagents はメインエージェントによって生成され、作業を実行し、結果を報告します。エージェントチームは共有タスクリストを通じて調整され、チームメンバーが互いに直接通信します。(クリックで拡大)

Claude Code Agent Teamsは、複数の独立セッションが共有タスクとメッセージで調査や実装を並行して進める実験的機能です。1つのセッションがリーダーとなり、タスクを割り当て、結果を統合しますClaude Code 公式)。

企画担当者が競合調査を一つずつClaude Codeへ依頼し、回答を待ち、レビュー観点を加え、最後の業務ツール実装で手が止まる――こうした直列処理を並行作業へ切り替えます。リーダー役のセッションが仕事を割り振り、各メンバーは別々のコンテキストで作業を進めます。必要なら、メンバー同士や利用者が直接連絡することも可能です。

Agent Teamsは、調査、レビュー、実装を担当別に進め、途中の発見を共有しながら成果をまとめる仕組みです。サブエージェントは、主に親役へ結果を返す個別処理に向きます。一方、Agent Teamsでは担当者同士が共有タスクと直接メッセージで調整可能です。

とえば、サブエージェントは親役に報告する担当者、Agent Teamsは担当者同士でも相談するチームのようなものです。

試す価値を見極める目安は3秒です。

仕事を比較的独立した担当に分けられ、途中で相互確認も必要なら候補です。

順番どおりに進める作業、同じファイルの編集、依存関係が多い作業には、単一セッションやサブエージェントが向いています。

各メンバーは個別のClaude Codeインスタンスとして動くので、単一セッションより調整負荷とトークン使用量が増えます。Agent Teamsは実験的機能で、デフォルトでは無効です。適性に合う仕事が見つかっても、有効化の設定と既知の制限を確認してから試してください。

Sec.02

実践: 社内問い合わせ管理ツールの要件を3つの視点で並行レビューする

Agent Teamsは、リーダー役のClaude Codeセッションが、独立した複数のセッションを調整する実験的機能です。ここでは、利用者体験・業務フロー・運用リスクの担当を分け、相互確認を経て要件を一本化します。

subagentsは、単一セッション内で個別作業を行い、結果をメイン役へ返す仕組みです。一方のAgent Teamsは、各メンバーが別々の文脈で並行作業し、共有タスクリストやメンバー間の直接連絡を使えるため、今回のように担当同士の議論や相互検証が必要な業務に向いています。

**手順1:実験的機能を有効にする**

Claude Codeを起動するシェル環境で、次の環境変数を設定します。

export CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1

同じシェル環境から普段の方法でClaude Codeを起動すると、その環境でAgent Teamsを利用できるようになります。この設定は、上記の方法ではそのシェル環境に対して行われます。

**手順2:3人の担当と共有タスクを作る**

リーダー役のClaude Codeに、レビューの目的、業務の前提、担当分けをまとめて伝えます。

社内の問い合わせ管理ツールの要件レビューを行います。Agent Teamを作り、次の3担当に分かれて並行レビューしてください。

1. 利用者体験担当:問い合わせの登録、受付確認、進捗確認、回答の受領、再問い合わせまでを確認する
2. 業務フロー担当:受付、分類、担当割り当て、引き継ぎ、期限管理、完了までを確認する
3. 運用リスク担当:権限、個人情報、誤送信、対応漏れ、履歴、障害時の運用を確認する

現在はメールや電話で問い合わせを受け付けており、重複対応と対応状況の見えにくさが課題です。各担当の作業を共有タスクリストに分けて割り当て、最初はそれぞれ独立してレビューしてください。

各担当は、必須要件、確認が必要な点、前提にしていることを分けて報告してください。分からない事実を推測で補わないでください。

リーダーが共有タスクリストを作成して担当を割り当て、3つの独立したセッションでレビューが並行して進みます。

**手順3:各担当へ追加の観点を直接伝える**

エージェントパネルまたは分割ペインで対象のメンバーを選び、それぞれに追加指示を送ります。

申請に不慣れな社員でも迷わないかを確認してください。入力途中の離脱、受付後の不安、進捗の探しにくさも要件候補に含めてください。
担当者が不在の場合と、別部署への引き継ぎが必要な場合を追加で確認してください。誰が次に対応するか分からなくなる箇所を洗い出してください。
問い合わせ本文に個人情報や機密情報が含まれる場合を追加で確認してください。閲覧できる人、履歴の確認、誤った宛先への共有を検討対象にしてください。

各メンバーのレビューに、担当視点に沿った具体的な確認事項が追加されます。

**手順4:担当同士で相互検証させる**

独立レビューが終わったら、リーダーへ相互検証を依頼します。これは、結果をメイン役へ返すことが中心のsubagentsとは異なり、メンバー同士が連絡して調整できるAgent Teamsの特徴を使う段階です。

3担当で相互検証してください。各担当は、ほかの担当の結果を確認し、矛盾、抜け、実現時に依存する要件を指摘してください。

特に次を話し合ってください。
・利用者への進捗公開と、機密情報の閲覧制限を両立できるか
・迅速な担当割り当てと、誤割り当て防止を両立できるか
・問い合わせ完了後の履歴確認と、情報管理上の制約を両立できるか

合意できた点と、判断が必要な点を分けてリーダーへ報告してください。

各メンバーからの相互指摘が集まり、単独レビューでは見つけにくい要件同士の衝突や依存関係が整理されます。

**手順5:リーダーに最終要件を統合させる**

最後に、3視点の結果と相互検証の内容を、意思決定に使える形へまとめます。

3担当のレビューと相互検証を統合し、社内問い合わせ管理ツールの要件一覧を作成してください。

次の順番で整理してください。
1. 目的と現状課題
2. 必須要件
3. 利用者体験・業務フロー・運用リスクごとの要件
4. 複数の視点にまたがる要件
5. 要件同士の矛盾または注意点
6. 未確認事項と、確認すべき社内部門
7. 導入前に決める事項

同じ内容は統合し、どの担当から出た要件か分かるようにしてください。確認できていない内容を確定事項として書かないでください。

リーダーから、3視点を統合した要件一覧と、社内で追加確認すべき事項が返ります。これで、担当分け、並行レビュー、相互検証、最終統合までをAgent Teamsで一通り実行できます。

Sec.03

有効化条件と既知の制限を押さえて試行時のつまずきを避ける

並行して進めたい市場調査を決めた企画担当者がClaude Codeへ指示しても、チームメンバーが現れなければ試行は止まります。原因はAgent Teamsがデフォルトで無効なためで、仕事の分け方が悪いわけではありません。CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1環境変数か設定ファイルへ明示して有効化してくださいClaude Code 公式)。

試用のたびにオンとオフを切り替えるなら、シェル環境へ変数を付けてClaude Codeを起動する法が向いています。継続利用なら、settings.jsonのenvへ"CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS": "1"置くと、起動時の設定漏れを避けられます。

自動処理に組み込もうとして-p使うと、非対話モードではチームメンバーが生成されません。Agent SDKセッションでも同様で、名前付きエージェントは通常のsubagentsとして動きます。最初の検証は、対話型のClaude Codeセッションで進めるのが確実です。

複数の担当を分割ペインで見ようとして、表示されないまま設定を探し続けるケースもあります。分割ペインにはtmux、またはit2 CLIを備えたiTerm2が必要です。用意できなければ、追加設定なしで使えるin-process表示を選べます。

運用面では、セッション再開、タスク調整、シャットダウン動作に既知の制限があります。インプロセスのチームメンバーは/resume/rewind復元されません。終了時も、進行中のリクエストやツール呼び出しが終わるまで時間がかかる場合があります。

有効化できることと、Agent Teamsが最適であることは別です。

担当同士の直接調整まで不要な仕事なら、より軽量なサブエージェントで片づくかを先に見極めてください。

X での反応

いいね 100 件以上の投稿から · いいね順

Oikon@oikon48
もしかしてClaude Codeの /advisor コマンドで、指定のモデルをアドバイザーにできる機能が標準搭載されているの知られていない??
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松丸 彗吾(keigo matsumaru)@k_matsumaru
Mac限定だけどClaude Codeに直接編集させられる動画編集ソフト出たらしい オープンソースで、自分のClaudeのAPIキーかMCP接続で使えるみたい
2,483好評Xで見る
Claude code研究ラボ@claudecode84
Claude Code はこのプラグインを入れないと 全く使い物にならないんです。 Anthropic の公式プラグインの インストールが必須です 👇 claude-code-setup どんな自動化をセットアップ できるかを教えてくれて
1,173懸念・慎重Xで見る
Sec.04

サブエージェントと使い分けて調査・レビュー業務へ横展開する

サブエージェントは親役経由で短期委任に向き、Agent Teamsは担当間の直接通信と相互検証に対応する。
サブエージェントは親役経由で短期委任に向き、Agent Teamsは担当間の直接通信と相互検証に対応する。(クリックで拡大)

情シスの責任者が要件、セキュリティ、運用のレビュー結果を一人で転記すると、観点同士の矛盾を詰める段階で作業が止まります。担当者同士の会話が必要かを先に決めれば、新機能の多さに惑わされず、単一セッション、サブエージェント、Agent Teamsが選択肢になります。

機能数ではなく仕事の連携構造で比較してください。

三つの式を、実務で迷いやすい六つの観点から比べます。

作業の管理者担当間の直接通信文脈向く仕事調整負荷トークン使用量
単一セッション利用者該当なし一つの文脈逐次・日常業務小さい比較の基準
サブエージェントメイン役通常は親役経由担当ごとに独立短く集中的な委任比較的小さいTeamsより少ない
Agent Teamsチームリーダーありメンバーごとに独立共有・相互検証大きいメンバー数に応じて増加

成果だけを親役に戻せば足りるなら、Claude Code subagentsで十分です。途中の発見を別担当が受け取り、反論や追加調査につなげる必要があれば、Agent Teamsを選びます。

独立した文脈が欲しいだけならAgent Teamsを選ばず、結果の受け渡し方まで書き出してください。

企画部門では、市場、顧客、競合を別々に調べ、親役が集約するだけならサブエージェント向きです。各担当が前提の食い違いを示し合うなら、Agent Teamsが力を発揮します。情シスのレビューでも、要件、セキュリティ、運用の所見を並べるだけか、一つの指摘を受けて別観点から再検討するかで方式を分けます。

今日扱う案件の横に「担当Aの結果を担当Bが途中で読む必要があるか」と一行書いてください。「いいえ」ならサブエージェント、「はい」ならAgent Teamsを試行候補にします。

Sec.05

担当を分離でき相互連絡が必要な仕事だけAgent Teamsに任せる

相互連絡の要否と案件構造による方式の選び分けを、相互連絡・サブエージェント・順次処理・依存関係の多さ・単一セッションの関係で示した図。
相互連絡の要否と案件構造による式の選び分けを、相互連絡・サブエージェント・順次処理・依存関係の多さ・単一セッションの関係で示した図。(クリックで拡大)

Agent Teamsに任せるのは、担当を分けられ、途中で連絡や検証を交わす価値がある仕事です。業務ツールの改修を急ぐ情シス担当者が、仕様が固まる前に担当を増やす場面を考えます。

依存関係が多い案件では、並列化しても作業の受け渡しが停滞の原因です。Claude Codeで並列作業をするかは、機能への期待ではなく案件の構造で判断します。

「Agent Teamsに向いている業務」を見極めるには、次の5項目を確認してください。

  • 分離できるか:各担当の成果物と受け渡し条件を別々に決められ、同じファイルに編集が集中しない状態にあります。
  • 並列化の価値:順番を待たずに進められる担当があり、同時に動かす理由を説明できる案件です。
  • 相互連絡の必要性:途中の発見を別の担当が受け取り、質問や相互検証を次の作業に反映する必要です。
  • 負担を許容できるか:調整作業に加え、各チームメンバーが独自のコンテキストで動くトークン使用量も許容できるか確認してください。
  • 実験運用を受け入れられるか:セッション再開、タスク調整、シャットダウン動作の制限を判断材料にします。

5項目をすべて満たせない場合は、まず相互連絡が必要かで絞ってください。不要ならサブエージェントへ回し、順次処理や同一ファイルの編集、依存関係の多さが残るなら単一セッションへ戻します。

Sec.06

よくある質問

Claude Code Agent Teamsで何ができる?
Claude Code Agent Teamsでは、複数の独立セッションが共有タスクと直接メッセージで連携し、調査・レビュー・実装を並行して進められます。リーダー役が仕事を割り当て、各担当の発見を相互検証しながら統合します。
Agent Teamsの有効化方法は?
環境変数またはsettings.jsonにCLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1設定して有効化します。最初の検証は、チームメンバーを生成できる対話型のClaude Codeセッションで行います。
Agent Teamsとサブエージェントの違いは?
サブエージェントは通常、個別の結果を親役へ返す短い委任に向き、Agent Teamsは担当同士が直接連絡できます。途中の発見を別担当が読み、反論や追加調査へ反映するならAgent Teamsを選びます。
Agent Teamsに向く作業は?
担当範囲を分離でき、並行作業中に担当者同士の確認や相互検証が必要な業務に向きます。同じファイルの編集、順次処理、依存関係が多い作業は単一セッションやサブエージェント向きです。
Claude Code Agent Teamsの注意点は?
Claude Code Agent Teamsは実験的機能で、調整負荷とトークン使用量がメンバー数に応じて増えます。インプロセスのチームメンバーは/resume/rewind復元されず、非対話の-pでも生成されません。
Sec.07

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未経験特化の CLAUDE CODE 研修を運営する、株式会社ZETTAiの編集チームです。研修の現場で毎週 Claude Code を教えている講師陣の知見をもとに、アップデート情報から業務での使いこなしまで、初めての方にも分かりやすい記事づくりを心がけています。

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