vibe codingとは—「雰囲気で伝えて、AIに書かせる」開発スタイル
vibe codingのvibeは「雰囲気・ノリ」という意味です。仕様書や設計図をきっちり書いてからコードを書く従来の開発に対して、「こういう感じのものが欲しい」という雰囲気ベースの指示から始めて、AIとの往復で形にしていくことからこう呼ばれます。
命名したKarpathy氏は、OpenAIの共同創業メンバーでテスラのAI責任者も務めた研究者です。同氏が2025年2月に「コードの存在すら忘れて、ただAIに任せる新しいプログラミングがある」と発信したことで一気に広まり、同年にはCollins英語辞典の「今年の言葉(Word of the Year)」にも選ばれました。いまでは個人の趣味開発にとどまらず、企業のDX部門が勉強会を開いて業務改善に使う段階まで来ています。
大事なのは、vibe codingが「エンジニアの仕事術」ではなく非エンジニアに開発の入口を開いた変化だという点です。これまで「エンジニアに依頼して来四半期待ち」だった小さな業務ツールを、業務を一番わかっている本人がその日のうちに作れるようになりました。
従来の開発と何が違うのか
違いを表で整理します。
| 従来の開発 | vibe coding | |
|---|---|---|
| 作る人 | プログラミングを学んだエンジニア | 業務を知っている本人でも可 |
| 始め方 | 要件定義・設計・実装の順に進む | 「◯◯したい」と伝えて動くものから始める |
| コード | 人が書く | AIが書き、人は結果を確認する |
| かかる時間 | 週〜月単位 | 早ければ数分〜数時間 |
| 求められる力 | プログラミング言語の知識 | 業務の手順と判断基準を言葉にする力 |
「人がコードを書かない」と聞くと不安になるかもしれませんが、人の役割がなくなるわけではありません。何を作るかを決め、できたものが正しいかを確かめる部分は人の仕事のままです。むしろ、業務の中身を知らないエンジニアより、毎日その業務をやっている本人のほうが「正しいかどうか」を判断しやすい——ここがvibe codingが業務改善と相性のよい理由です。
vibe codingのやり方—5ステップで始める
始め方はシンプルです。
- ツールを用意する。AIコーディングツール(後述)を1つ選んでセットアップします
- 題材を選ぶ。最初は「毎週やっているExcel転記」「フォルダ整理」など、手順を口で説明できる繰り返し作業が最適です
- 日本語で伝える。「このフォルダの請求書PDFから取引先名と金額を抜いてCSVにまとめて」のように、対象と完成形を具体的に
- 結果を確認して直す。出てきたものを見て「日付の形式を2026-08-10にして」と追加で頼む。この往復が本体です
- 残す。できあがったツールと指示のルールをファイルとして保存し、翌週も同じ品質で使えるようにします
コツは、完璧な指示を最初に書こうとしないことです。粗く頼んで、ずれたところを言葉で直す。vibe codingの上達は、プログラミングの上達ではなく「業務の言語化」の上達です。
X での反応
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もしかしてClaude Codeの /advisor コマンドで、指定のモデルをアドバイザーにできる機能が標準搭載されているの知られていない??
Mac限定だけどClaude Codeに直接編集させられる動画編集ソフト出たらしい オープンソースで、自分のClaudeのAPIキーかMCP接続で使えるみたい
Claude Code はこのプラグインを入れないと 全く使い物にならないんです。 Anthropic の公式プラグインの インストールが必須です 👇 claude-code-setup どんな自動化をセットアップ できるかを教えてくれて
キャラ崩れ、終わったやん ・絵コンテ→Claude Code ・世界観→GPT image2 ・動画生成→Seedance2.0 ・作詞作曲→Claude Code ・音楽→Suno v5.5 ・編集→Claude Code 制作時間:実測30分 キャラが101秒、一度も崩れてないコツは「三面図を全カットのプロンプトに埋める」これだけ
【公式がしれっと出してきた】 Claude Codeがごちゃついてる人ほど、 まず入れた方がいいpluginが話題😳 claude-code-setup。 https://t.co/vSgcx4TE4w これ、何がエグいかというと👇 ・project structureを読んでくれる ・dependenciesとcode patternsを見る ・MCP serversを提案 ・Skillsを提案
代表的なツール—業務で使うならどれか
vibe codingができる代表的なツールです。
| ツール | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Claude Code | 日本語の長い指示に強く、ファイル操作から実行まで一気通貫。業務自動化向き | 業務ツールを作りたい非エンジニア〜エンジニア |
| Cursor | エディタ一体型。既存のコードを編集する開発者に人気 | 現役エンジニア |
| Bolt.new / v0 | ブラウザだけでWebアプリの見た目を素早く生成 | プロトタイプを見せたい企画職 |
| ChatGPT / Gemini | コード片の生成や相談はできるが、実行は自分で行う | まず雰囲気を掴みたい人 |
社内の業務自動化が目的なら、ファイルの読み書きと実行までを任せられるClaude Codeが有力です。必要なプランは月20ドルのClaude Proから(料金の詳細)で、セットアップから最初の指示まではClaude Codeの使い方5ステップにまとめています。
注意点—「動く」と「業務に使える」は別物
vibe codingには実務で必ず押さえるべき注意点があります。楽しく作れる一方で、検証していないものを本番業務に流し込むのは厳禁です。
- 結果の検証は人の仕事。AIが書いた処理は一見正しく動いているように見えても、端のケース(空のセル、想定外の日付形式など)で間違うことがあります。最初の数回は手作業の結果と突き合わせてください
- セキュリティと機密情報。顧客データや認証情報を扱うツールを雰囲気だけで作って公開すると、脆弱性がそのまま事故につながります。社外に公開するもの・お金や個人情報に触れるものは、エンジニアやセキュリティ担当のレビューを挟んでください
- 使い捨てにしない工夫。その場しのぎで作ったツールが増えると、誰も中身を知らない「野良ツール」が社内に散らばります。指示のルールをファイル(Claude CodeならCLAUDE.md)に残し、チームで共有できる形にしておきます
言い換えると、vibe codingの導入で本当に必要なのは「AIの使い方」より「確認と共有の運用ルール」です。ここを設計せずに個人任せで広げると、便利さと同じ速度でリスクも増えます。






