Claude Fable 5.1はFable 5から何を変えた?料金・性能・誤検知の4点

Claudecode 研修 編集部

監修: 株式会社ZETTAi

18 分で読了
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Claude Fable 5.1はFable 5から何を変えた?料金・性能・誤検知の4点

Sec.01

Claude Fable 5.1が料金据え置きで4つの実務変更を加える

Fable 5.1の実務上の変更は、主に4点ある。基本の入出力価格はFable 5から据え置かれた。キャッシュ読み取り価格は4分の1になった。長期作業、安全策、Mythosの条件も変わった。

公式資料では、リリース日は2026年9月1日だ。Claude APIや主要クラウドで提供される。コンテキスト窓は100万トークンである。最大出力は12.8万トークンと示されている。

長期のコーディングや調査への対応も強化された。公開ベンチマークでは複数の改善が示されている。サイバー領域では誤検知による停止が減った。脆弱性の発見は可能だが、攻撃開発は対象外だ。

Fable 5.1は一般提供されている。Mythos 5.1は招待制の提供に限られる。両者は同じモデルだが、安全策の水準が異なる。導入前には接続先ごとの提供条件も確認したい。

Sec.02

変更点①:キャッシュ読み取りが75%下がり長期業務の費用を抑える

Fable 5とFable 5.1の料金を比較し、入力・出力は据え置きで、キャッシュ読み取りだけが100万トークン当たり1ドルから0.25ドルになったことを示す。
Fable 5とFable 5.1の料金を比較し、入力・出力は据え置きで、キャッシュ読み取りだけが100万トークン当たり1ドルから0.25ドルになったことを示す。(クリックで拡大)

入力は100万トークン当たり10ドルである。出力は同50ドルで、Fable 5と変わらない。キャッシュ書き込み価格も据え置かれた。変わったのはキャッシュ読み取り価格である

項目Claude Fable 5Claude Fable 5.1
入力(100万トークン)$10$10(据え置き)
出力(100万トークン)$50$50(据え置き)
キャッシュ読み取り(100万トークン)$1.00$0.25(75%減)
コンテキスト窓100万トークン
最大出力12.8万トークン
公開日2026年6月9日2026年9月1日

下がったのは3行目だけである。出典: Claude Platform Docs「Claude Fable 5.1」

読み取り価格は100万トークン当たり1ドルだった。Fable 5.1では0.25ドルに下がった。これは従来価格から75%の引き下げである。利用料金全体が75%下がるわけではない。

キャッシュは、処理済みの入力を再利用する仕組みだ。同じ規程や資料を繰り返し参照する際に役立つ。毎回新規入力として送れば、値下げ効果は小さい。出力が多い処理では、出力料金の比重も残る。

Anthropicは典型的な処理の費用も試算した。典型的な処理では約25%安くなるとしている。エージェント型処理では最大約45%としている。いずれも個別の請求額を保証する数字ではない。

導入時は、料金を処理の種類ごとに分けて見る。新規入力、出力、キャッシュ読み取りを区別する。同じ資料を何度参照したかも記録する。これにより、値下げが効く工程を特定できる。

移行試験では、同じ資料と指示を両モデルへ渡す。総額だけでなく、課金の内訳も比較する。単発作業と長期作業は分けて評価する。最大45%を一律の割引率として扱ってはならない。

Sec.03

変更点②:Fable 5.1がTerminal-Bench-Science 0.1で52.6%を記録する

Terminal-Bench-Science 0.1の結果が公開された。Claude Fable 5.1のスコアは52.6%である。Fable 5は同じ評価環境で24.7%だった。科学研究型の長期作業に関する指標である。

公式発表は9つの評価を1つの表で並べている。Fable 5からの伸びだけでなく、Claude Opus 5やGPT-5.6 Solとの位置関係もここで確認できる。

ベンチマークFable 5.1Fable 5Opus 5GPT-5.6 Sol
Terminal-Bench-Science 0.1(科学研究エージェント)52.6%24.7%29.0%22.4%
Terminal-Bench 4.0(エージェント型コーディング)55.8%42.0%52.3%37.3%
CursorBench 3.2.0(エージェント型コーディング)73.4%70.5%70.0%67.2%
AutomationBench(業務ワークフロー)31.4%17.1%26.9%19.6%
GDPval-AA v2(ナレッジワーク・スコア)1853172318241711
OSWorld 2.0 partial(コンピュータ操作)77.9%72.9%75.4%
OSWorld 2.0 strict(コンピュータ操作)41.7%36.1%39.6%
Humanity's Last Exam(ツールなし)60.9%57.8%56.6%
Humanity's Last Exam(ツールあり)65.0%63.8%63.6%

表の読み方は2つある。第一に、伸び幅が大きいのは長い行動系列を要する評価で、Terminal-Bench-Science 0.1は27.9ポイント、AutomationBenchは14.3ポイント上がった。第二に、単発の知識問題であるHumanity's Last Examは3.1ポイント(ツールなし)にとどまる。「賢い一回答」より「長く動かしても壊れにくいこと」に寄った更新である。なお同じTerminal-Bench 4.0で、安全策の水準が異なるClaude Mythos 5.1は60.9%と公表されている。出典: Anthropic「Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1」

比較先をClaude Opus 5に変えると、差の出方が変わる。Terminal-Bench 4.0ではFable 5.1が55.8%、Opus 5が52.3%で、差は3.5ポイントである。一方Terminal-Bench-Science 0.1ではOpus 5が29.0%で、差は23.6ポイントに開く。科学研究型の長期作業ほど差が大きい。

AutomationBenchでも改善が示された。Claude Fable 5.1は31.4%、Fable 5は17.1%だった。Terminal-Bench 4.0では55.8%と42.0%だった。複数の評価でClaude Fable 5.1の改善方向が確認できる。

強化対象には多段階の調査が含まれる。文書や表、スライドを扱う作業も挙げられた。資料収集から報告書作成までの検証に向く。ただし、社内業務の完了率を示す数字ではない。

検証では、Claude Fable 5.1とFable 5の両モデルへ同じ資料を渡す。同じ指示と終了条件も設定する。途中停止や転記ミスを工程ごとに記録する。最終成果物の見栄えだけで判断してはならない。

公式評価では本番用の安全策が有効だった。安全策の介入が一部スコアへ影響している。性能と安全判定による停止は分けて確認したい。公開スコアは社内検証の出発点として使う。

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Oikon@oikon48
もしかしてClaude Codeの /advisor コマンドで、指定のモデルをアドバイザーにできる機能が標準搭載されているの知られていない??
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松丸 彗吾(keigo matsumaru)@k_matsumaru
Mac限定だけどClaude Codeに直接編集させられる動画編集ソフト出たらしい オープンソースで、自分のClaudeのAPIキーかMCP接続で使えるみたい
2,483好評Xで見る
Claude code研究ラボ@claudecode84
Claude Code はこのプラグインを入れないと 全く使い物にならないんです。 Anthropic の公式プラグインの インストールが必須です 👇 claude-code-setup どんな自動化をセットアップ できるかを教えてくれて
1,173懸念・慎重Xで見る
Sec.04

変更点③:サイバー領域の安全フィルターが誤検知を約60%減らす

最新のサイバー領域向け安全策では、従来の安全策との比較で、正当な依頼を危険と判定して停止する誤検知が60%減少したことを示す。
最新のサイバー領域向け安全策では、従来の安全策との比較で、正当な依頼を危険と判定して停止する誤検知が60%減少したことを示す。(クリックで拡大)

セキュリティ作業は安全策で止まる場合がある。問題のない依頼が危険と判定されるためだ。Fable 5.1では、この誤検知が見直された。正当な診断を進めやすくする更新である。

ソフトウェアの脆弱性を発見する作業は可能になった。一方、脆弱性を悪用する攻撃開発は認められない。安全フィルター自体がなくなったわけではない。防御と攻撃の境界は引き続き残る。

最新の安全策は誤検知の停止を60%減らした。比較対象は従来のサイバー領域の安全策である。全依頼の拒否率が60%下がる意味ではない。正当な依頼が必ず通るとの保証でもない。

Claude Code でも防御目的の作業を再検証できる。ただし、この数値はClaude Code 限定の測定ではない。コードレビューや原因調査を同じ条件で試す。拒否の有無と回答品質は別々に記録したい。

依頼では、調査対象と防御目的を明確にする。問題箇所の根拠や修正案を求める形がよい。攻撃コードの生成を求める作業は対象外である。拒否を回避する言い換えを競うべきではない。

検証には既知の問題を含む自社コードを使える。両モデルへ同じ依頼を渡して比較する。安全判定が働いた段階も記録する。通過したことだけを品質の証明にしてはならない。

Sec.05

変更点④:Fable 5.1とClaude Mythos 5.1を利用条件で使い分ける

モデル選択は業務の難しさから始まる。公式文書はまずClaude Opus 5を推奨する。高度な推論が不足する場合はFable 5.1を試してほしい。長期のエージェント型作業も同様の考え方で進める。

短い要約や抽出はOpus 5で評価する。複数工程が続く処理にはFable 5.1を候補に挙げる。高い effort でも不足するかを確認する必要がある。重要業務だからといって固定する必要はない。

内製ツールでは処理ごとに接続先を分けられる。定型的な転記と長期審査を同じ扱いにしない。完了率や修正量を同じ条件で比較する。Fable 5.1を使う根拠も記録しておくべきだ

Fable 5.1とMythos 5.1は同じモデルで、仕様と料金も共通と案内されている。一方で、安全策の水準と利用条件が異なる。Fable 5.1は一般提供されている。

Mythos 5.1は招待制でのみ提供され、利用者はProject Glasswingの参加者に限られる。サイバーや生命科学の作業を支える安全策を持つ。希望者は担当アカウントチームへ問い合わせてほしい。

Mythosは自由に選べる上位版ではない。通常業務の品質が自動的に上がるわけではない。一般利用ではOpus 5とFable 5.1を比較し、利用資格と処理の難しさを分けて判断したい。

Sec.06

よくある質問

Claude Fable 5.1は何が変わった?
Claude Fable 5.1では、キャッシュ読み取り価格が75%下がり、誤検知が約60%減少しました。また、長期業務の能力も強化されています。
Fable 5.1とFable 5の違いは?
Fable 5.1はキャッシュ読み取り料金が大幅に引き下げられ、長期作業における性能が向上しています。基本料金は据え置きです。
Fable 5.1の料金はどのくらい?
Fable 5.1の基本料金は、入力が $10、出力が $50で、キャッシュ読み取りは $0.25に下がりました。
Fable 5.1の使い方は?
Fable 5.1の使い方は、まずは処理の種類ごとに料金を確認し、キャッシュを活用することでコストを抑えることが重要です。
Fable 5.1の誤検知はどのくらい減った?
Fable 5.1では、サイバー領域の誤検知が約60%減少し、正当な依頼が通りやすくなりました。
Sec.07

参考文献

- Anthropic「Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1(公式アナウンス)」 - Claude Platform Docs「Claude Fable 5.1 概要(料金・上限・提供プラットフォーム)」 - Claude Platform Docs「Pricing(キャッシュ読み取り単価を含む料金表)」 - Claude Platform Docs「Claude Platform リリースノート(API)」 - Anthropic「Claude Fable モデルページ」 - Claude Platform Docs「Introducing Claude Fable 5 and Claude Mythos 5(前世代の発表)」 - Anthropic「Claude Mythos モデルページ」 - Anthropic「Claude Fable 5.1 & Claude Mythos 5.1 システムカード(PDF)」 - Claude Platform Docs「モデル一覧(Opus 5 などとの比較表)」 - Claude Platform Docs「Claude Fable 5.1 のシステムプロンプト」

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